2016年夏季五輪開催地がブラジルのリオデジャネイロに決定したことに関する石原慎太郎東京都知事の発言が、リオ当局から激しい非難にさらされている。これに対し我らが都知事がついに痛烈反撃を開始。リオの治安について
「怪しげな外国人のたまり場」
と評し、あらためて五輪開催地として不適格であると断じた。
石原都知事が反攻の口火を切ったのは7日の定例記者会見の席上。リオ側の非難に関する心境をたずねられて、以前旅行で訪問した際の経験談を披露したもの。
「(リオに行ったら)怪しげな外国人がたくさん出てきてね。生意気だ、あいつらは」
とリオが不良三国人のたまり場と化しており、とうてい五輪をおこなえるような治安状況でないことを示唆した。
知事の証言によると、リオの住人のほとんどは正規の入国手続きを経ずに住み着いた外国人だという。この傾向は低年齢層になるほど強く、特に生後ゼロヶ月のリオ在住者はおよそ100パーセントが入国手続きを受けていない。このような現状を、石原知事は
「ああいう国の人って人格とかあるのかねえ」
と他国のことながら憂いていた。
また、リオで例年おこなわれている“美女がパイオツデーマルで踊りまくる祭”についても、
「歴史上、もっとも有害なものはサンバ」
と一刀両断。品格面でもリオ五輪はありえないと指摘している。知事の今回の発言を受けこれからIOCがどう対応するか、リオがどのような反論をしてくるか、目を離せそうもない。