ニンテンドーDSなどで“タダでゲームを遊べる”として人気の「マジコン」に問題が起きている。なんと出荷したマジコンの一部にニセモノが混入し、罪のない一般消費者のもとに届いてしまうケースが続出しているというのだ。被害者からは「甘くておいしい」と救済を求める声も出ている。
都内杉並区在住のAさん(19)も、ニセモノの被害に遭ったひとり。先日秋葉原の路上で業者からマジコンを購入。帰宅してさっそくダウソしたゲームをプレイしまくろうと箱を開けたところ、中に入っていたのは通常のマジコンとは異なり
「指先大のサンタクロースのかたちをした物体」
だった。
当然ながらこの“マジコン”はDSのスロットには入らず、困り果てたAさんがかじってみたところ
「アメのような食感でふわりと広がる甘さの中に独特の風味があっておいしかった」
という。うっすらとアーモンドの香りも漂っていたとのことだ。
同様の被害事例は全国であいついで報告されており、なかにはサンタクロース以外に有名キャラクターや金貨をくわえたブタのかたちをした見事な“偽マジコン”もあった。その造作に感動したためか
「息子がuぷ職人から菓子細工職人になってしまった」
と困惑した父母からの苦情も後を絶たないという。マジコンメーカーでは、こうした偽マジコンについて「食べすぎるとニキビができやすいし虫歯になる」と注意を呼びかけている。