「地球にやさしい」として人気を集めている電気自動車やハイブリッド車。「やさしい人ってステキ」と女子にもモテモテというのが定説だが、実はこれらの車はやさしいどころか、とんでもない虐待を地球に対して繰り返していたことがわかった。被害者の地球さん(46億歳)が、11日までにドイツの警察に家庭内暴力(DV)を理由に保護を求め出たことで明らかになったもので、電気自動車の好感度や信頼性を失墜させかねない事態に自動車業界は騒然となっている。
ドイツ西部のバウムクーヘンベルク郡警察の話によると、11日の夜、疲弊しきったようすの地球さんが「助けてください。虐待されているんです」と署を尋ねてきたため、DV被害者シェルターに収容したという。当初はおびえたようすで無言だった地球さんだが、暖かいオゾン層や熱帯雨林などを与えたところ警戒心が解けたのか、
「付き合っている電気自動車に執拗に虐待を受けていた。隙を見て勇気を振り絞り逃げてきた」
と話し始めたとのこと。
地球さんの証言によると、電気自動車は「やさしい」という世間の評判とは裏腹に、家の中では
- 地球さんに傷を負わせ、出てきたものを身にまとう猟奇趣味に無理やり付き合わせる
- 地球さんの顔を足げにして、体中にタイヤ痕をつける
など変態と呼んでもいいほどの暴力行為を毎夜繰り広げていたとか。地球さんは「私も初めは“きれいでやさしい人だ”と思って付き合い始めただけにギャップの差に耐え切れなかった」などと言っており、DV被害者に典型的な自罰傾向を見せているというから事態は深刻だ。
郡警察では現在、婦女暴行などの容疑で電気自動車に任意の事情聴取をおこなっているが、電気自動車側は「あくまで合意の上での行為だった」と容疑を否定。
「あいつは“やさしくしてほしい”とか言ってるが、ホントはとんでもない好きモノなんだよ。おれが踏みにじってやるとひぃひぃよがって、カラダを火照らせていやがった。刑事さん、あんたもあいつを見てるといじめたくなるだろ? そういう女なんだよ、あいつは。魔性のMなのさ!」
などとうそぶいているという。捜査関係者は、ドイツが本場の緑の党などの応援を得てさらに厳しく取り調べていく方針だ。