自民党の稲田朋美議員らを中心とするグループは、
残虐な「百人斬り」をおこなったとの虚偽の報道で名誉を傷付けられた
として、テレビ朝日と作家の八手三郎氏を相手どり名誉毀損による損害の賠償を求める訴えを16日までに東京地裁で起こした。朝日新聞グループが捏造報道で訴えられるのは珍しくなく、ネットでは「また朝日か」と批判が沸騰中だ。
問題になっているのは、テレビ朝日が15日あさ7時半に放映した正義の味方・侍戦隊シンケンジャーと外道衆との戦いを描いたドキュメンタリー。このなかでテレビ朝日らは、シンケンレッドこと志葉家十八代目当主・志葉丈瑠さんとシンケンブルーこと池波流ノ介さんが
「おれとおまえ、どちらが先に外道衆を百人斬れるか勝負ぢゃ」
と、無抵抗の外道衆や非戦闘員を日本刀でつぎつぎに斬首したとの描写をおこなった。稲田議員らは、これを「真っ赤なウソ」として謝罪と賠償を求めている。
16日、東京・霞ヶ関で志葉家家臣の日下部彦馬さんを伴だって記者会見をおこなった稲田議員は、「百人斬りが捏造である根拠」として
- 日本刀では百人も斬れない。歯こぼれしてしまう。物理的に不可能だ
- 百人斬りがあったとされるさいたまスーパーアリーナはド田舎で人口密度が低く、30万もの外道衆は当時住んでいなかった。殺害事件があったとしても殺されたのはごく少数だったはず
- 外道衆のナナシ連中は便衣を着ており非戦闘員と区別がつかなかった。これは国際法違反でぶっ殺してよい
を挙げ、今回のドキュメンタリーを「シンケンジャーに対する悪質な名誉毀損だ」と糾弾した。
いっぽうで、「百人斬り」を奇跡的に生き延びた“生き証人”の外道衆頭領・血祭ドウコクさんは、
「私は300年前にもシンケンジャーにカラダをバラバラにされた。残虐非道な彼らの所業を“なかったこと”にしようとするのは明らかに正義に反する。国際世論にも強く呼び掛けて戦っていきたい」
と、悔しさに涙を浮かべながら語っていた。