国境の島・対馬で過疎化が進み危機的状況におかれている問題で、超党派の国会議員からなる「日本の領土を守るため行動する議員連盟」(山谷えり子会長)は14日の総会で、島おこしに歌手のさだまさしさんを活用した
「防人の詩の島新法」
制定に向け具体的な作業に着手することを決めた。
同新法の発案者は山谷えり子会長。さださんが名曲「防人の詩」で国境をまもる防人を歌っており、対馬を連想させることから思い付いた。さらに会長は女子高生のとき「さだまさしのセイ! ヤング」を聴いて育ったという、生粋のまっさんファン。年越しもNHKでさだまさし。カラオケの十八番は乙女心をかいま見せる「パンプキンパイとシナモンティー」だとのことで筋金入りだ。
仮に成立すると、対馬の元気を取り戻し過疎化をふせぐために以下のようなテコ入れ策が国の予算でおこなわれる。
- 本土からフェリーが到着すると「♪山は死にますか、海は死にますか…」と「防人の詩」が流れる
- 月末になると郵便局から「償い」の歌が流れる
また、みんなで韓国方面にむかって「ルールルルルルルルル…」と叫び、韓国の人々や企業がきてカネを落していってくれるよう訴えるイベントも随時開催されるという。島の随所ではさだまさしベストアルバムの即売もおこなう。
山谷会長は
「対馬は人口が減り、経済的にも厳しい状況にある。わたしに元気をくれたまっさんの歌で、島を救いたい」
と真剣な顔で訴える。いっぽう、対馬視察団のひとり、山内俊夫参院議員(自民)は「対馬のイメージが阻害される可能性もあるので…。これからゼロベースで考えていきたい」と語っていた。