厚生労働省は18日、国内初となる鳥インフルエンザの人間?への感染例が発見されたことを明らかにした。感染者は現在、都内の拠点病院に収容され集中治療を受けているという。周辺で他の人間への伝染は確認されておらず、厚労省では「新型インフルエンザの大規模流行につながるものではない」とし、冷静な対応を呼びかけている。
感染が確認されたのは、都内在住のチキン・ジョージさん(2歳)。17日、40度前後の高熱を出し都内の繁華街で倒れているところを通行人が発見。風体の異様さなどもあって収容された救急病院で検査の結果、鳥インフルエンザと診断された。
ジョージさんは「ルーシー」という名のめんどりと生活していた。厚労省は「ルーシーと緊密な生活を続けるうちに感染したのではないか。特異な事例であり、一般の人々への鳥インフルエンザ感染の可能性が増しているということはない」と見ている。
- 2005
- 12/19 11:34