いよいよ北京オリンピックの開幕が間近だ。民衆の抑圧や環境汚染などさまざまな矛盾をはらみつつも五輪を強行しようとする中国政府のやり方に、世界から非難が集中している。そんな中、日本選手団にもこれに続こうという動きが。彼らが中国への抗議の気持ちを込めて計画しているのは、その名も
「メダル取らないぞ」作戦
だ。
この作戦、かんたんに言ってしまえば“静かなサボタージュ”。五輪の華と言えばメダルを目指して選手らが競い合う熱戦だ。そこで、
「あえてメダルを取らないことで五輪を盛り下げよう」
というわけ。日本選手団の中でチベット問題や南京“大虐殺”捏造問題などを憂う良識派を中心に、実施に向け具体的な計画が着々と練られている。
もちろん、多額の補助金や国を挙げての支援で育まれた才能ある選手たちにとって、メダルを取らないことは大変な困難を強いられる。一度泳ぎをマスターした者にとって、わざと溺れるのが難しいのと同じだ。参加者は思わず本気を出して金など取ってしまわぬよう、訓練に勤しむ毎日だという。計画に向けてたびたび開かれている秘密トレーニングには、この道のプロである柳沢敦さんを招聘。世界レベルの大会でいかにうまくミスるか、みっちり指導を受けているとのこと。
はたして五輪本番でメダルゼロの偉業を成し遂げることはできるのか。われわれ日本民族には長い歴史で培ってきた「本番に弱い」という長所がある。その血を受け継いだ日本選手は、みんなやればできない立派な子のはず。北京オリンピックを盛り下げ、中華思想をくじくため…がんばるな! ニッポン!