「日本人は淫乱でスカトロ、ペドのヘンタイ」─そんな国辱ものの情報を世界に向け発信し続ける書籍に対し、ネットで批判が広がっている。もともと国内の一部好事家向けだった異常な内容の本が、世界20カ国語以上に翻訳して配信されているのだ。
「なにも知らない外国人が読めば“日本人はみんなヘンタイなんだ”と誤解を招きかねない」
と、匿名掲示板の有志らが中心となって発行中止を求めている。
問題になっているのは、“ミナモト”という性格異常者の男の生涯を綴った物語。内容のハレンチぶりは、もはや目を覆いたくなるばかり。一部を抜粋するだけでも以下のような異常としか言いようのない描写があふれている。
- 主人公は全54巻(!)にもわたって、10人以上の女をとっかえひっかえしてはセックスに明け暮れる。それが原因で左遷されても反省の色をまったく見せない
- 屋敷内に汚物をまきちらして愉悦にひたるスカトロシーンがある
- 主人公は義理の母と密通、自分の子どもをはらませる
- とんでもないブサイク女とエッチする
- 幼女を拉致・監禁したあげく結婚する。まさにロリコンのペドフィリア
この書籍は米英のほかロシアやフランスなど20カ国で翻訳・出版されており、現地の人々の目に容易に触れるようになっているという。掲示板では「外国人が読んで鵜呑みにすれば日本人を軽蔑するだろう。こんな“ヘンタイ物語”はすぐさま焚書にすべきだ」との書き込みが相次いでいる。また、有志らはこの本が偽名で書かれており著者の正体がわからないことにも注目。
「おなじ日本人ならこんな本は書けないはずだ。日本をおとしめようとする勢力の陰謀ではないか」
とみて、裏取りに余念がない。
ネットで集まった署名をもとに発行中止を求める要望書が出版元に送られたが、今のところ芳しい成果は得られていない。批判なぞなにするものぞ、といった風体でほとんど黙殺されているもよう。この本の筆者や愛読者が、大きな権力をもつ
“いとやんごとなき際”
というなぞの秘密結社とかかわりが深いためではないか─と識者は見る。国辱垂れ流しを助長する闇の勢力…。われわれは、高潔な日本のイメージを守るために今こそ立ち上がり、見えない強大な敵に反旗を翻すべきではないだろうか。