「納豆の日」の10日、茨城県水戸市でおこなわれていた記念イベントに不審な男が乱入。取り押さえられるというハプニングがあった。男は懐にかんぴょうを隠し持っていたため、県の食文化水準維持条例違反で現行犯逮捕された。栃木県原理主義の活動家とみられ、茨城県警が厳しく取り調べている。
事件があったのはJR水戸駅南口デッキ。11時ごろ、茨城の誇る納豆文化を記念した「納豆の碑」序幕式がおごそかにはじまろうとしていたときだった。多くの来賓の見守るなか、突如壇上に
「やめっぺ! やめっぺ!」
などと意味不明の言語を叫びながらジャージ姿の男が乱入してきた。男は司会者に殴りかかろうとしたが、いあわせた茨城男児数名がとりおさえて警官に引き渡し、ことなきを得た。調べたところポケットにかんぴょうが入っていたため茨城県の食文化水準維持条例違反で現行犯逮捕された。
取り調べに対し、男は氏名などを明らかにすることは拒否しているものの、
「納豆は下賎な食べ物。しもつかれ万歳」
「つくばエクスプレスで都心まで45分が憎かった」
などと話しているとのこと。県警は「茨城の文化水準の高さを理解できない栃木県原理主義者だろう」とみて、つくば山のご神影をおがませたり“とちおとめ”を踏み絵にしたりして、さらに余罪を追及している。
いっぽう、事件を知った愛県心あふれる茨城県人のあいだでは「栃木許すまじ」との機運が盛り上がりつつある。ナットの匿名掲示板では
「7・10を忘れるな」
との書き込みが相次ぐなか、
「宇都宮に遠征して餃子の女神像をつぶせ」
といった過激な発言も。一部過激派の行動が栃木県への悪感情をさらに燃え上がらせるかっこうとなってしまった。今後の動静を注意深く見守っていく必要がありそうだ。