村田吉隆国家公安委員長は25日、ATM機器の信頼を揺るがしている盗撮問題を受けて、みずからを講師としたUFJ銀行関係者向け勉強会の開催を決めた。「UFJは勉強が足らない」と発言するほどの強い危機感に駆られてのこととはいえ、公安委員長自身が現場で指導にあたるのはきわめて異例。
村田公安委員長によると、この勉強会は「日ごろから新手の盗撮・諸外国の盗撮に関する情報を集め、しっかり研究してきた成果の集大成」をUFJ銀行幹部に伝授する、特別なカリキュラムを予定している。
参加者はまず、東京・秋葉原電気街でピンホールカメラの購入を実地体験。村田氏の長年の経験から「どのようなカメラが盗撮に向いているか」を手取り足取り伝授してもらえる。その後、村田氏の自宅に移動。「革靴のつま先にカメラを仕込む方法」を学ぶ。「仕込みには無線式と有線式があるが、わたしの過去の経験から画質を重視して有線式について講習する」(村田氏談)とのこと。
録画装置一式を装着し終わると、一行は盗撮のメッカ・品川駅北口エスカレータに移動。いよいよ「いかに自然に女子高生のスカートの中を盗撮するか」を習得することになる。村田氏は
つま先を前に出しすぎれば不自然。
かといって出さなければ肝心のものが映らない。
受講者にはそのあたりのあうんの呼吸をカラダで学んでもらいたい
と語る。
側近によれば、村田委員長は「盗撮勉強会が好評なら今後は“汚職勉強会”“天下り勉強会”も開催していきたい」としているとのことだ。