公正取引委員会は24日、違法な抱き合わせ販売を行っていたとして池袋サンシャインシティ前通り(通称・乙女ロード)の書店経営者らに行政指導を行った。公取委によると同様の悪徳商法を展開している業者はかなりの数にのぼり、今後とも積極的に指導を行っていく方針という。
調べによればこの書店経営者は、常連のBL系婦女子に声をかけ「いいモテ系男子が入荷したんだけど買わないか。無意味に胸元をはだけたりしているよ」と誘っては、モテ系男子1体につき非モテ系男子2体を抱き合わせて売りつけていた疑い。客が購入を拒否すると、「おまえがショタ属性から転向してきたことをバラす」などと脅していたという。被害にあった女性客は「モテ系だけなら養えるが非モテ系の扱いに困っている。家にこもってずっとパソコンに向かってブツブツ言っている」と惨状を訴える。
書店経営者は「電車男」ブームで「これからは非モテ系!」と勘違いして非モテ男子を大量調達。まったく売れなかったために抱き合わせでの在庫処分を思いついたようだ。電車男のテレビ放映も終わってしまった今後、ポスターサーベル・バックパックフル装備のこれら非モテ男子不良在庫のゆくすえも気になる。
- 2005
- 09/25 02:15