宝島社らが主催する「このミステリーがすごい!」大賞第4回の受賞作品が、20日発表された。大賞は三重県在住の大和尊さん(34)の「兄殺しの謎 ~ 犯人はオレじゃない」が受賞。いっぽう異例の特別奨励賞作品として、応募時小学一年生だった水田美意子さん(7さい)による「殺人保母さんの孤島おゆうぎ会」が選ばれた。
奨励賞は作者の年齢を鑑みたうえで完成度が高いとして、今回特別にもうけられた。小学校低学年のミステリー作品が受賞するのは国内でははじめて。孤島に取り残された5人の保母さんのうち誰かが殺人を犯した。いったい誰が…という内容だが、審査員は「“六枚のとんかつ”以来の本格ミステリ。衝撃のあまり原稿を落としそうになった」と語る。
受賞のしらせを受けた水田さんは、記者団に「よろこびのほどはいかがですか?」と聞かれると「いまかんがえちゅうです」と答え、次の人に順番をまわしていた。
- 2005
- 09/21 22:16