13日に発売開始となった任天堂の携帯ゲーム機「ゲームボーイミクロ」が、各地で問題を引き起こしている。家電量販店店頭では明け方から行列ができる人気ぶりだったが、開店と同時に商品を手に入れた人々の歓声はすぐに阿鼻叫喚へと変わった。
ゲームボーイミクロは、名機「ゲームボーイアドバンス」の超小型版として開発された新機種。任天堂が花札製作であたためてきたナノテクノロジーを駆使し、50 nm × 101 nm× 17 nm という前代未聞の小型化を実現した(※1 nm は 0.000001 mm)。
しかし、店頭で実際に発売されると次々にトラブルが発生。特に多発しているのが、店員から購入者にゲームボーイミクロを手渡しする際、あまりの小ささに風で吹き飛んでしまうという事故。都内量販店では床にはいつくばりあわてて探し回るゲーム愛好者の姿が散見された。また、運良く受け取りに成功してもプレイ中に誤ってくしゃみをしてしまい、せっかくのゲームボーイミクロを行方不明にしてしまう消費者も多いようだ。いっぽう、販売店側は「なくしても商品を販売したのは事実。金は払ってもらう」と強気の姿勢を崩していない。
【消費者生活センターからのコメント】店頭での購入時には虫眼鏡を持参するよう、消費者に注意を呼びかけていきたい。
- 2005
- 09/13 15:14