国内ポップス市場でもっとも不幸な女・ソニンは4日、アップルが運営するネット音楽配信サービス「iTunes Music Store(iTMS)」への楽曲提供を年内にも開始することを明らかにした。8月に国内サービスを開始したiTMSは、すでに一日100万ダウンロードを数える人気サービスに成長しているが、明るく恵まれた経歴の歌手が中心で暗さが足りなかった。ソニンの参加でiTMSは恵まれないアーティストも網羅することになり、国内音楽配信ビジネスで一段と優位に立ちそうだ。
ソニンはデビュー当時から「組んだ相手が突然いなくなってユニット解消」「なぜか突然はだかエプロン」など次々と不幸にさいなまれてきたことで有名な、恵まれない女性シンガー。ネット配信についても本人は売りたい気持ちがやまやまだったにも関わらず、所属レコード会社がロクに売れもしない独自仕様携帯音楽プレーヤーを事業展開していたためiTMSに参加できないという憂き目に遭っていた。
ようやくiTMSへの参加を果たしたソニンは、詰めかけた報道陣の前で精一杯の作り笑いをしながら「みなさん買ってください。売れないと困るんです」と不幸っぷりをアピールしていた。
- 2005
- 09/05 10:28