北海道・駒大苫小牧高校野球部は、8ビットパソコン全盛期に人気を呼んだ名作アドベンチャーゲームをWindows向けに移植。リバイバル発売を開始する。制作部員への殴る蹴るなどのスパルタ教育によって短期間での開発に成功。売価1,280円というロープライスを実現した。
今回発売されるのは「コマダイの国のトマコマイ姫」(=コマトマ)。合宿中2杯しかご飯を食べなかったためにベンチから追放されたトマコマイ姫を追って、プレイヤーは主人公となりコマダイの国を探検する。新機軸として搭載された戦闘システム「バリアブルナグルケール」がユニーク。誤ってモンスターに100発前後のパンチなど過剰な攻撃を行ってしまった場合、秋季大会出場を人質がわりに「なかったこと」にしたり「3発くらいだったということ」「10回はやった」など自由に変更することができる。
同作品の版権は本来ハドソンにあるが、北海道に本社をもつ同社が同じ地元のよしみで無料使用を快諾。高校球児と老舗ソフトハウス夢のコラボレーションを現実のものにした。地元・苫小牧漁協も協賛しており、ゲーム中、高野連への隠蔽工作オプションとして「地元名産・ホッキ貝づくし」による接待が追加されている。なお初回出荷分2,000本限定で「ホッキ貝うまうま鍋セット」がつく。
- 2005
- 08/26 09:12