購入したアダルトビデオ中での男優の噴水プレイがうるさい──として購入者が訴え出た裁判の判決が、5日の東京地裁であった。裁判官は「男優のうっとうしさは受忍限度を越えている」として、同様のプレイ差し止めを求める原告の訴えを認めた。
訴えていたのは都内在住の童貞さん(32)。先日、好みの女優が出演するアダルトビデオを購入したところ、男優の加藤鷹さんが共演し、執拗な指テクで責め続ける噴水プレイのシーンがあった。この中で鷹さんが「いいのぉ? イっちゃうのォ?」と繰り返し尋ねる部分が、
「なんかキモくて萎える。いいかげんにしてほしい」
として、今後の潮吹き強要の差し止め・ビデオ購入代金の返還を求めていた。
地裁は「確かにどんなにエロい女優でも、加藤鷹が出て来てあれをやると一瞬で醒める」として、原告の訴えを全面的に認定。鷹さんに人差し指と中指を封印するなどの措置を命じた。
判決を受け、ネットの掲示板などでは「たかが噴水で…」と原告を非難する書き込みが殺到しているが、アダルトビデオに詳しい専門家の今田耕司さんは
「あのガッカリ感は被害に遭ってみないとわからんわー。これを機に業界が女優の魅力で勝負する本来の姿に立ち戻ってくれればええんとちゃいますか」
と語っていた。