消費者を騙す許せない事例が次々と…。北海道の業者が偽メンチを出荷したことが問題になっているが、同様の手口で暴利をむさぼる店舗が東京にもある─という事実が20日までにわかった。被害を受けた客らはいずれも「かなり萌えた」「どきどき感がたまらない」と肯定的な感想を述べている。
この店舗は、東京・秋葉原のメイド喫茶「りとる麗出威子」。激戦の同地域に今年4月開店したばかり。問題となっているのは、同店が提供している「メンチ」(¥1,050)だ。関西出身のスタッフがシフトに入っているときだけ注文できるこのメニューは、メイドさんがご主人さまにじっくり「メンチを切ってくれる」というもの。しかし実際に頼んでみるとメンチとは名ばかり。まったく怖くなく、来店者によれば
「めがねのメイドさんがご主人さまの顔面20cmまで近づき、上目遣いでキッ!とにらんでくれる。よく見ると目がうるうるしてて、くちびるもぷるぷる。
“あー、ムリしちゃって…”
ってカンジで…。すっごい守ってあげたくなるんです」
と、非常に萌え萌えであるという。実際に体験した客の多くは「暗黒の高校時代を思い出してちょっとどきどきしたけど、かなり萌えた」と語っている。
メイド喫茶に詳しい評論家の仁王丸三郎太さんは、
「とんだ偽メンチだ。“ツンデレ”の焼き直し感が否めず、業界の行き詰まりを如実に現していると思う。こうした偽装体質を根本的に改めるためにも、私が以前から主張している
“客が執事になりメイドさんにお仕えする『主萌えカフェ』”
の早期実現が必要だ」
と厳しく指摘する。なお「りとる麗出威子」では、24日まで「bogusnews見た」と言うとメンチ2割引の特典がある。