第二の納豆問題か…。捏造データを元に「健康になる」とのうたい文句で消費者をだまし、むりやり食材を食べさせるというスキャンダルがまた発覚した。今度はニンジン、しかも聖域たる教育現場を舞台にした疑惑だ。
問題が起きたのは都内の、とある小学校。5年生のクラスを受け持つ男性教諭(32)が疑惑の主だ。この教諭は今年4月の着任以来、
- ニンジンを食べると血液がさらさらになる
- ミネラルを摂取でき、身長が伸びる
など、科学的根拠不明の妄言を繰り返し流布。給食のときにニンジンを残す子どもには、昼休みまでかけて食べさせるなどの問題行為のあった疑いがもたれている。
給食に一家言あるたかしくん(11さい)によれば、言われているようなニンジンの効用は疑わしく、むしろ
- 生臭くて苦い
- お母さんが刻んでハンバーグに混ぜる
などの問題が指摘されているという。また同教諭の千葉にある実家はニンジン栽培を生業にしており、業界との癒着の可能性もささやかれる。
教育再生会議担当室事務局長の山谷えり子氏は午後、この件について官邸で記者の取材にこたえ、
「指導力不足の教員が放置されていることのあらわれ。今後、教育関連法令を思いつきでどんどん改定し、膿を出し切る必要がある」
との見方を示した。