政府は16日の閣議で、懲役・禁固・罰金などがある既存の刑罰に新たに
「謝罪」
を加える方針を決定した。次期国会での成立に向け、具体的な法案整備をいそぐ。
謝罪は単一民族国家である日本の伝統文化であり、長いあいだ美徳として育まれてきた。しかし、シンドラー社事件に象徴されるように、経済活動の国際化にともない事件発生時の謝罪がきちんと行われないケースが急増。識者を中心に
「日本文化衰退の危機」
と指摘する声が強まっていた。
今回の決定は、刑法の改正により
- おじぎ
- 涙ながらの謝罪
- 土下座
- ハラキリ
と四段階の「謝罪」を刑罰に追加しようという内容。杉浦正健法務大臣は、
「この改正で日本の風土に合った刑罰の大系が実現する。運用によっては死刑の実質的廃止も可能となり一石二鳥」
と語る。
なお、改正時には付則として
- 政府関係機関および公務員は対象外とする
- 被害者が日本国籍をもたない場合は謝罪免除
が盛り込まれる予定。