東京都の石原慎太郎都知事は29日の記者会見で東日本大震災に関してコメントし、
「出来レースをやってるような場合じゃない」
として来月10日に予定されている東京都知事選挙は自粛すべきだとの考えを示した。直前になっての自粛要請に、都民のあいだでは混乱も予想される。
会見で石原都知事は
「震災に苦しむ今ごろ、選挙じゃない。弟の七光りと新興宗教の組織票で結果の決まった出来レースをするのは、被災者の気持ちを考えない行為」
として、都知事選がいかにバカげているかを力説した。
また、
「戦国時代のときはみんな選挙なんかせず、気に入らない領主のクビをスキあらばはねて下剋上した。あの時の日本人のハングリー精神は美しかった」
と語り、選挙に頼らず実力行使で首長を決めればいいという考えを明らかにした。
選挙自粛の方針を受け、都選挙管理委員会ではすでに斧やくわを用意して下剋上希望者を受け付けている。「敵は新宿副都心にあり!」という都民は、この機会に参加して知事の首をゲットしてみてはいかがだろう。