警視庁駒込署は22日、練消自殺しようとしていた男女3人の集団を緊急保護した。ネット掲示板で同志を募る練消自殺が全国で相次いでいるが、同署は同様のケースとみて男女から事情を聞いている。
22日夕方、駒込署管内の文房具店から
「練消を大量に購入しようとしているあやしい集団がいる」
との通報があった。同署員が駆けつけたところ、コーラ練消・いちご練消などを大人買いする男二人・女一人の集団を発見。確認したところ練消自殺の意図を認めたため同署で保護した。
捜査員によると、三人のうちの一人の男性(31)は
「子どものころ親が厳しく、BOXYの消しゴムしか買ってもらえなかった。一度でいいから練り消しを思う存分買ってみたかった。それで身を持ち崩したとしても後悔しない」
と話しているという。
同様に練消を大量に買い込む自殺的行為は、ここ数年全国で多発。警視庁は
「買ってみると意外に大したことないからやめたほうがいい。見て見て、こんなに伸びた~」
と話している。