児童図書の名門として知られ、最近は大人向けにも数々のヒット作を出していた出版社の理論社が6日に事実上倒産した。「あの理論社が…」と業界をショックが駆け巡っているが、文化面だけでなく経済的な影響も大きい。理論社と関係の深い企業が7日、早くも連鎖倒産を起こしたのだ。今後の市場全体への影響も憂慮されそうだ。
倒産したのは宿題ひきうけ株式会社(本社:五年三組)。同社は宿題ひきうけ業を主事業としていたが、さいきんは教育のゆとり化や、競合他社の台頭により業績が悪化。理論社への第三者割当増資などで糊口をしのいでいたところに今回の倒産で、資金繰りのめどが立たなくなった。
同社経営陣のタケシ、フミオ、ミツエ、サブロー、ヨシヒロ、アキコ氏らは、記者会見で
「宿題をひきうけられなくなり、まことに申し訳ない。やり残しの宿題を預かっている債権者の方々には、誠心誠意対応していきたい」
と謝罪していた。
ライバル企業にあたる宿題ふみたおし株式会社社長のたかしくんによるコメント:
宿題は、もうやる時代ではない。ふみたおす時代だということのあらわれだ