100歳以上の高齢者のあいだですでに亡くなっていたり消息がわからなくなっている事例が多発しているが、こんどは
「1万歳以上の高齢者のほとんどが消息不明になっている」
ことが、5日までに厚生労働省の調べでわかった。
同省は今回の問題発覚を受けて1万歳以上の「特別高齢者」についても調査をおこなったが、その結果11人もの該当者が「消息不明」であることが判明した。さらに、この11人は「兄弟」を名乗る深い関係であることもわかったため、関係者は
「年金や意匠使用料をだまし取る犯罪の可能性もある」
と見て捜査を進めている。
この兄弟のひとりと「知り合いだった」というひし美ゆり子さんは、
「突然“ぼくは人間じゃないんだ”などと言ったり、奇行が目立つ人だった。ここ30年くらい姿を見せなかったが、実家に帰っているのだろうと思っていた」
と驚いたようす。
ゆり子さんの知り合いのケースが戸籍上1万7千歳となっているのをはじめ、“兄弟”の全員が1万歳以上。最悪の場合、65歳以降の1万年近くにわたって公的年金を詐取していた可能性もある。事態を重くみた政府は、バルタン星人に該当者の足取りを追ってもらうようコンタクトを取りはじめたとのことだ。