日本人から長年愛されてきた「SANYO」ブランドが、ついに消滅することになった。昨今のグローバル化の波には逆えず、分割のうえ周辺の関西・四国・九州各地方に吸収合併されることになったのだ。
山陽地方の成立は古く、律令制度時代の「五畿七道」にまでさかのぼる。温暖で風光明媚な瀬戸内海式気候により観光市場に君臨したこともあったが、
- 兵庫県南西部を関西地方に奪われる
- よく山口県が九州と勘違いされる
など時代の流れに押され、アイデンティティーを失いつつあった。
さらに、ゆとり教育の進展から岡山県も四国にあると誤解されることが増えてきたため、残る広島県が23日に
「“ヒロシマ”で有名なわが県はピンでやっていく」
と宣言。山陽地方は事実上消滅することになった。
当面の問題として「山陽新幹線の呼び名をどうすればよいか」という懸念が挙げられているが、識者は「“九州ゆき新幹線”でいいだろう」としており、山陽消滅後の日本は安泰の予定だ。