国際的な宇宙開発協力組織である国連宇宙軍(UNSA)は13日、日本の月探査機「かぐや」が撮影した映像から
「月の裏側の洞窟内に、人間と思われる生物の死体があるのを発見した」
と発表した。UNSAによれば、この死体は外見的特徴はまったくわれわれ人類と同じで赤い“宇宙服と思われるもの”を着ており、その表面には文字らしきものも記載されているという。
同軍広報部によれば、この死体はかぐやが撮影した月面ハイビジョン映像を詳細に検証した結果見つかったもの。地球からは見えない月の裏側にちょうどくぼんだ洞窟のようになっている部分があり、その内部を解析した結果“死体”が写っていることがわかった。死体は赤い色をした“宇宙服”と思われるものを着用しており、のぞき見える骨格はほぼ現生人類の特徴と一致するという。
さらに、この死体は生前“長い金髪とヒゲ”をトレードマークにしていたようで骨には毛髪が付着しているほか、宇宙服の表面には言語学的解析の結果
「イチバァン!」
と読める文字が見えるとのこと。また、片腕を90度に曲げて斧のようにふりかざす意味不明なかっこうをしており、生前には好戦的な文化を有していたことを想像させる。
なぜ月面に、なぜ人類そっくりの生物の死体があるのか…。謎は深まるばかりだが、UNSA広報担当は
「ホーガンとかいう高名な人に関係あるらしいが、最近はライトノベルばっかり読んでいてついていけない」
と語る。人類の前に、宇宙を股にかけた壮大なミステリーが突如立ちふさがったかっこうだ。