神奈川で県当局の手違いからアヘンの原料となる違法なケシが流通する事件が起きたが、その影響か、なんと都内世田谷区の小学生のあいだでも違法ケシの流通が広がっていることが、30日までにわかった。早急な違法ケシ取り締まり強化が望まれそうだ。
違法ケシの蔓延が判明したのは、世田谷区内A小学校の5年3組。調べによると、同クラスでは今月はじめごろから違法なケシの取引が目立つようになったとのこと。最初にケシを持ち込んだのは企業役員を父にもつ金田兼人くん(10)。「パパに買ってもらった」と称して大量のねりケシを見せびらかし、コーラねりケシやレモンねりケシなどでクラスメイトを魅了。一大流行を巻き起こしたという。
当局のよし子先生は「勉強に不要なケシは違法」としてねりケシを禁止したものの、中旬には同じクラスの北沢たかしくん(11)が「合法的なねりケシを発明した」と称してケシかすを集めて固めた“脱法ねりケシ”を流通させはじめ、さらに蔓延することになったという。
脱法ねりケシについては「ぜんぜん伸びない」と粗悪さを訴える被害者の声が寄せられており、よし子先生は対応に追われている。保護者のあいだからは「もはや“筆記用具を万年筆に限定する”など抜本的対策が必要なのではないか」との指摘もあるという。
- 2010
- 05/30 23:55