5月3日は憲法記念日。都内代々木の国立競技場では、この日に合わせて恒例の「天下一憲法会」を開催。世界各国から腕に覚えのある憲法使いが集い、世界最強の憲法の座を賭けて熾烈な戦いを繰り広げた。
朝10時。憲法ファンが歓声をあげるなか、古今東西の憲法が次々と入場。昨年の優勝者であるワイマール憲法が
「憲法の精神にのっとり正々堂々と戦う」
と誓い、トーナメント形式で対戦が始まった。
緒戦から、優勝最有力候補とされていたシャリーア(イスラム聖法)がマグナ・カルタに敗れるという番狂わせがあったものの、各憲法ともみごとな戦いぶりを見せた。日本勢は、大日本帝国憲法が2回戦、日本国憲法が3回戦敗退したものの、十七条憲法はベスト8入りを果たし大和朝廷の意地を見せた。
最終的に2010年度優勝者となったハンムラビ法典は、「久しぶりに王座へ返り咲けてうれしい。今後も“目には目を。歯には歯を”の精神でがんばっていきたい」と抱負を語っていた。