ニンテンドーDS用恋愛ゲーム「ラブプラス」に登場するヒロインをモチーフに限定販売されたケーキに、一部
「ラプラス」
が誤って混入していたことが、企画・販売したコナミの調べでわかった。同社は「気付かずに箱を開ければ思わぬ精神的ダメージを被ることもある」として注意を呼びかけている。
ケーキに混入したのは、世界に存在するすべての原子の位置と運動量を把握し、未来のあらゆる出来事を予測できる「ラプラスの魔」。古典ニュートン力学と遺伝子工学に基づき開発され、先ごろ量産体制に入ったばかりだった。コナミの話では「ケーキの生産ラインがたまたまラプラスの魔のラインと近かったため混入が起きた」らしい。
ラブプラスは、モテない万年童貞でもゲーム内彼女とのラブラブ生活を味わえると評判の作品。今回のケーキ販売も「ゲーム内彼女同伴のプレイヤー限定」となっていた。それだけに、
「喜び勇んで箱を開けたら中からラプラスの魔が飛び出してきて
“おまえは一生独身だ!”
とか予言され、心に傷を負う被害者が続出するのではないか」
と関係者は心配している。
なお、ラプラスの魔は「シュレディンガーの猫」が苦手なため、どうしても限定ケーキを開封したい場合は「箱詰めにした生きてるか死んでるかわからない猫」をかたわらに置いておくとよいだろう。弊紙編集部で購入したケーキにもラプラスが混入しており、
「姉ヶ崎寧々は編集主幹の永遠の恋人」
と予言を披露してくれた。