自民党は9日、衆院選惨敗後の再建策を検討する「再生会議」(座長:山本有二元金融担当相)の初会合を党本部で開いた。党内だけでなく外部有識者も集まった席上では
「党員の自宅に床の間を設置する」
など斬新な意見が出され盛り上がりを見せた。
新総裁を決める28日までが国民に“解党的出直し”の意気込みをアピールする正念場とあって、メンバーには森元首相や旅行作家の曽野綾子さんといったそうそうたる顔ぶれがずらり。活発に議論がおこなわれた。中でも選挙惨敗の主因とされる
「自民党員の人間力低下」
については、斬新な意見が相次いだ。
具体的な施策としては
- 党員の自宅に床の間を作らせる
のほか、
- 落選の責任は当人50パーセント、親25パーセント、秘書25パーセント、一般有権者12.5パーセントであることを自覚させる
- 国民を厳しく「飼い馴らす」必要があることを党員にアピールして覚悟してもらう
- 外遊で飛行機を使わせない、国会で3~5時間眠らせるなど我慢の教育をする
- ネット世論のようなバーチャル・リアリティは悪であることをはっきり言う
と、効果の高そうな案が数多く出された。
会議は今後連日開かれ、総裁選までに提言書を取りまとめる。自民党の再起がかかっているだけに、今後の動向が気になるところだ。