衆院選を前に各党の過去の「マニフェスト」=政権公約の達成状況が議論を呼んでいるが、都内では、とある小学生が立てた
「夏休みのマニフェスト」
にも厳しい視線が注がれている。有権者からの「公約がほとんど達成されていない」との指摘に当該小学生は「未達成のものはない」と真っ向反論。夏だけに熱い論戦を展開中だ。
問題になっているのは都内世田谷区在住の小学生・たかしくん(11)。たかしくんは夏休みに入る前に
「なつやすみのけいかくひょう」
と題したマニフェストを公開。先生やおかあさんの絶大な支持を集め、ドラゴンクエストIXを買ってもらうことに成功した。しかし、夏休み開始から2週間近くが過ぎた今になっても公約は一つも果たされておらず、
「これで責任ある小学校高学年と言えるのか。ドラクエは没収です」
とおかあさんから激しい批判にさらされている。
これに対し、たかしくんは真っ向から反論。たかしくんが掲げたマニフェストは
- なつやすみのしゅくだいを7がつちゅうにおわらせる
- ラジオたいそうにまいにちゆく
- まいにちかんじドリル10ページ
- ゲームは1にち1じかん
など10件だが、自己評価によると「達成できた」の「A」が1件、「取り組んでいる最中」の「B」が9件、「まったく取り組んでいない」の「C」が0件だと主張。「公約にはすべて責任をもって取り組んでいる」とする。
いっぽうでたかしくんは、おかあさんの
「この夏こそはダイエットする」
というマニフェストについて、
「ほんとうに実現可能なのか。そもそも財源をどうするのかがまったく示されていない」
と非難。おかあさんには政権をまかせられないと言わんばかりの姿勢を見せている。たかしくん宅ではおとうさんの「性権公約」の達成状況についても問題があるとの指摘があり、今後みつどもえで論戦がさらに白熱するのは必至と言えそうだ。