アメリカの大手バンカラが現地時間14日、メリルリンチ番長(本拠地:ニューヨーク)を傘下に置いたことを明らかにした。メリルリンチは“米国投資番長四天王”のひとりとして知られる名門。市場に多大な影響を与えるほか、アメリカの番長勢力図が大きく塗り替えられることは避けられない見通しだ。
今回メリルリンチ番長を舎弟に組み入れたバンカラは、
「メリケン番長」
だ。新興ながら、メリケンサックを使った「鉄拳」やメリケン粉を使った「目潰し」などの必殺技で成り上がり、多くのバンカラを倒しては支配地域を拡大中として知られていた。メリルリンチ番長とタイマンを張ることになったきっかけは、
「ヤツの必殺技の“リンチ”が卑怯に思えて、気に食わなかったから」
とのメリケン番長談。
メリルリンチのメリケン傘下入りが決まるまでには、ブロンクスの空き地で二昼夜に渡るバンカラな決闘が繰り広げられ、最終的に
「ぐはっ…。てめえほどの漢(おとこ)が、まだこの国にいるとはな…」
「ふッ…。てめえもなかなかのもんだったぜ」
と夕陽をバックに拳を交えた者同士でしか結べない堅い友情のもと、握手をかわすバンカラの真骨頂的なシーンが見られたという。
これでニューヨークを中心とした広大な地域にその勢力を広げたメリケン番長だが、
「オレの夢はあくまで全米制覇。どんな強いヤツが来てもこの鉄拳で打ち砕いてみせらぁ!」
と意気盛んだ。しかし、アメリカには「愛国番長」「多国籍番長」「核番長」など、まだ見ぬ強敵が数多く存在する。果たしてメリケン番長は全米制覇の夢を達成することができるのか、そして番長同士が争う裏でうごめく政府の陰謀とは!? 次回「“保険番長”の非道!」をご期待ください。