著しい格差社会の進行が、若い恋人たちの逢瀬にも大きな障害となっていることが7日までにわかった。立場の弱い非正規労働者が休みを取れず、長年習慣にしていたデートの日程すら守ることができなくなっているというのだ。労働環境の見直しを求めて世論が沸くことは必至で、厚生労働省も規制の検討に本格的に乗り出す方針だ。
愛知県在住の彦星さん(約5億歳)。川向こうの故郷に妻の織姫さんを残し、この地に出稼ぎにきている。「有名企業で働けて高収入」といううたい文句につられて、派遣会社に登録したのが昨年のこと。以来、いわゆる“日雇い派遣”(登録型派遣労働者)として地元のトヨタ系列部品工場で働いている。しかし「派遣だから労働条件もしっかり守ります」との事前の説明とは裏腹に、
- ひたすら仕事が過酷
- 有給はとれない
- 作業着を隠される
などのトラブルが相次ぎ、年に一度奥さんと会うため予定していた7月7日の休暇取得も認められなかった。
ふたりの夫婦関係に詳しい神様の天帝さんは、
「年に一度、しかも晴れたときしか会えない夫婦の仲を引き裂くとは…。こんな非人間的な働き方が放置されていていいはずがない。政府は早急に日雇い派遣の規制を検討すべきだ」
と指摘する。舛添要一厚労相も同日の記者会見で、事態を重く見ており規制する方針で省内での調査をはじめていることを明らかにした。
いっぽう、2ちゃんねるなどの匿名掲示板では
「そもそも織姫がはた織りをせず、なまけているからこういうことになったのでは? 自己責任だろ」
と彦星・織姫夫妻を批判する書き込みも見受けられる。中には、有志の調査の結果あきらかになった彦星さんの本名「アルタイル」を槍玉にあげ、
「なにこの本名。在日だろ? プギャーm9」
との指摘もある。今後の動向を注意深く追っていく必要がありそうだ。