NHKらが主催する「ロボコン大会」が4日、東京・墨田区でひらかれた。今年で17回めとなるこの大会。参加者は大きなピンクのハートを獲得すべく、今年も真剣な表情を見せていた。
学校を卒業したてのロボットたちが、“世のため人のため”働ける一人前に育っているかを競い合うロボコン大会。栄えある100点の栄冠を手にしたのは「ロビーナ」さん。たまたま観覧していた見ず知らず同士の男女を、ラブラブアローでむりやりカップルにした強引さが評価された。下馬評の高かった秀才勉強ロボットの「ロボイド」さんは、惜しくも98点に終わった。
いっぽう、G級ロボットの「ロボコン」さんは採点役のガンツ先生に「ロボコン0点!」をあえなく宣告されて落第。「ゴキブリがいたから」という言い訳も却下された。
ガンツ先生は
楽天・TBSの買収合戦など、生き馬も目を抜かれるこの時代。ロボットも根性だけではやっていけないという現実を反映した採点だ
と語る。大会の冠となっている「ロボコン」は1974年に活躍した伝説のロボット「先代ロボコン」を記念したものだが、「いまのロボコンの低迷が続くようなら冠を変更することも考えている」とのことだ。