犯行に使われたものと同種の納豆
ボストンマラソンの悲劇がまだ記憶に新しいなか、ふたたび凶行が……!茨城県の土浦・かすみがうら両市で21日おこなわれた「第二十三回かすみがうらマラソン兼国際盲人マラソンかすみがうら大会」で、参加者をターゲットにした悪質なテロが起きた。幸い志望者は出なかったが、被害者らは「くさい。ねばねばする」と一様に不平を漏らしている。
事件が起きたのは開会直後の11時ごろ。中盤を走っていた数百人のランナー集団の真ん中に、沿道からとつぜん納豆が投げ込まれた。これにより居合わせたランナー全員に納豆がべったり付着。参加者が悲鳴をあげる騒ぎとなった。
茨城県警の調べによると、この納豆は成分分析から水戸産であることが判明しており、被害が広がりやすいよう薄目のたれで適度に練り込まれていたという。現場近隣のゴミ箱からは犯行に使われたらしい納豆わらも見つかっている。
今のところ犯行声明は出ていないが、標的となったのが県外からの出場者グループだったため、県警では「茨城原理主義者による非県民排斥運動の一環ではないか」と見ている。ただ、観覧していた茨城県民からは「なにが問題なのか」「むしろうれしいっぺ」と納豆テロを擁護する声が聞かれているため、捜査は難航しそうだ。