28日に開かれた「主権回復の日」を記念する政府式典で「天皇陛下万歳」の三唱がかかったことが物議をかもしているが、実は日本語の「ばんざい」ではなくコリア語の「マンセー」であったことが、弊紙の調べでわかった。隣国の友邦である韓国を称えるとともに、北朝鮮の金第一書記の健康を祝う意図も込められたもので、主権国家らしく周辺国との関係を気遣おうとしたところが誤解を招いたようだ。
問題が起きたのは、安倍晋三首相も出席した「主権回復の日」の政府式典。天皇皇后両陛下が式典終了後に退場する際、出席者から突然「万歳」の声が上がり、首相らもこれに同調する形で両手を上げ万歳三唱した。
しかし、弊紙が調査したところ実際に上がった声は日本語のバンザイではなく韓国や北朝鮮で話されるコリア語で万歳を読んだ「マンセー」だったとのこと。つまり、首相は韓国・北朝鮮に向けて万歳三唱したことになる。
なぜ28日に「マンセー」なのかという疑問について、識者はこう見る。「28日は韓国が大日本帝国という古いくびきから完全に解放された日。韓国人にとっては安重根事件にも匹敵する祝うべき日なのですよ」
いっぽう、北朝鮮に関しては「純粋に金書記に対する礼儀としか言いようがない。安倍政権になって、日本もちゃくちゃくとあなたのような盤石な国家体制をつくる準備が整いつつありますよ。同類同士仲良くやりましょう…というメッセージでしょうね」と識者。いずれにせよ、安倍首相イズムで外交関係も安泰なのは間違いなさそうだ。