26日に秋田県の秋田空港滑走路にとつぜん落雷があり、直径約70センチもの大穴が開いた事件で、全国都道府県知事会は
「栃木県が隠し持つ大量破壊兵器によるもの」
との見解を表明。近々栃木県に査察団を送る方針を固めた。栃木県は事件への関与を否定しており「国内社会の陰謀だ」と抗議している。
この事件では、裏日本でほかに他県への交通手段のない秋田県の“空の玄関口”が3時間にも渡って閉鎖され、きりたんぽとなまはげしか産品のない貧しい秋田に、経済的に大きな打撃を与えた。さらに、同県は干拓地ばかりで雷が起きにくいことから「テロではないか」ともささやかれていた。知事会の発表はこれを裏付けるもので、今回の雷は
「栃木県が雷を使った超兵器で引き起こしたもの」
としている。
栃木県は、もともと「雷(らい)さま」と呼ばれるほど激しい雷の多いことで知られる。知事会が得た情報によれば、栃木県は雷さまのエネルギーを収束させ、日光いろは坂に設置した巨大レールガンから発射。全国津々浦々を攻撃できる大量破壊兵器の開発に成功したという。秋田の事件は小規模な実験に過ぎず、最大出力時には大洗海岸の海水浴客全員を濃いめに日焼けさせることができるとの指摘もある。
知事会は「放置しておけば国内社会の安全保障体制が瓦解する」として、取り急ぎ茨城県の橋本昌知事を団長とする「橋本調査団」を31日までに派遣。大量破壊兵器の存在を確認する意向だ。これに対し、きょう開かれた知事会総会に出席した福田富一栃木県知事は「海あり県の茨城などが結託した陰謀。空港の穴からは納豆の臭いがしたとの証言もある」と反論したものの、多数決で調査団派遣が決まると
「ごじゃっぺいってんじゃね!」
と激怒して退席した。栃木県では県知事会の脱退も検討中だという。