文部科学省は29日、不祥事で地位はく奪の決まった大相撲に変わる次世代国技を
「コップの水ぶっかけ」
に内定したことを明らかにした。今後、この分野の専門家である同省の松浪健四郎副大臣を中心に運営法人を立ち上げ、詳細な競技内容を詰める。
大相撲については、外国人力士への精神的虐待・新弟子への集団リンチ殺人など不祥事が相次いだことから、前日の北の湖理事長への聴取を経て、国技の認定を取り消すことが決定。「国技の空白」を避けるため、新たな認定対象の選出が急務となっていた。
コップの水ぶっかけは松浪氏が7年ほど前に創始した歴史ある武道。国会を土俵に、ちょんまげを結った代議士が
「いかに美しくコップの水をぶっかけられるか」
を競いあう。ヤジ、怒号、乱闘、強行採決など決まり手の多さが魅力で、海外でも「BUKKAKE(ブッカケ)」と呼ばれ知名度が高まりつつある。
文科省は、競技・興業の主体となる財団法人として「日本ぶっかけ協会」を設立。副大臣が天下りし理事長に就任するかたちで主導権を握り、今後の詳細を詰めさせていく予定だ。新たな国技の運営には多くの難問が立ちふさがりそうだが、松浪氏は
「知り合いの暴力団に人員の給与を肩代わりしてもらうことで、低コストで成功に導いていきたい」
と話している。