東京都港区にあるIT企業・ライブドア。18日、同社が入居する赤坂ツインタワービル周辺で、定食屋・魚屋の出す刺身からタンポポがいっせいに消えるという珍事があった。刺身の上にタンポポをのせる職人らが、ライブドア社員の暴言に抗議してストに突入したためだ。近隣で生活する人々は「刺身がまずくなる…」と困り果てている。
ライブドアからほど近い定食屋「弁慶」で人気のメニュー「刺身の一品盛り」からも、この日タンポポが消えた…。
「私たちの職業を不当に貶める発言は許さない」
と、ストライキ中のタンポポ職人は怒る。問題になっているのは、ライブドアに勤めるワーキングプアの摩羅怒張氏(30)が
「タンポポをのせる人はマークアップエンジニア以下」
などの暴言を自身のブログで連発している件。これがネット上で反感を呼び、周辺の職人総勢120人が参加する今回の大ストライキへとつながったのだ。
労働組合「タンポポユニオン」代表・野田純生氏は語る。
「日本の職制カーストでは、
空気
↓
刺身の上にタンポポをのせる職人
↓
プログラマ
↓
マークアップエンジニアという階層構造になっている。明らかにタンポポ職人のほうが地位は上」
そもそもタンポポをのせるのは、タンポポに含まれる麻薬成分・アルカロイドを刺身に浸透させ味をよくするため。素人が取り扱えば中毒事故が起きる危険もある。高度な技術と判断力が必要で、免許皆伝には80386のマシン語習得が必須。まさに職人芸の世界なのだ。
ストに参加する職人らは「タンポポを軽んじる者は無知で無能でクズ。アホでバカ。低脳で童貞」としており、徹底抗戦のかまえだ。摩羅氏により公式な謝罪が行われ、さらにライブドアトップページにタンポポの画像が掲載されるまでストライキを続けるという。