大気汚染の原因となる「二輪車排ガス」について、新たな規制が9月1日から適用となる。原動機付き自転車などスクーターはもちろんだが、街なかを行き交う女性の自転車にも厳しい法の網がかけられる。焼きイモのおいしい秋が近づいていることもあり、誤って違法行為に走らぬよう注意が必要となりそうだ。
都内在住のOL・A子さん(仮名・29歳)も、今回の二輪車排ガス規制に戦々恐々とするひとり。下腹のぽっこり具合が気になるため、毎朝「ケロッグオールブラン」など繊維質の多いシリアルを食べてから自転車に乗り駅に向かうのが日課だが、
「ちょうど道すがら腸が動き始めるので、どうしても排ガスをスカしてしまうんです…。これからは規制を遵守するよう努めたいとは思うのですが」
という。
同じくOLのB代さん(仮名・27歳)は、秋になると駅前の焼きイモ屋で買ったイモを頬張ってから自転車に乗って帰るのが、ここ数年の習慣となっている。
「おじさんに“売ってるよ”と声をかけられると、ついつい買っちゃうんですよネ。規制は気になりますが、野菜中心の食事を心がけて汚染物質を減らす努力をしようと思ってます」
と語る。排ガス規制の重要性をいまひとつ理解しきれていないように感じられた。
B代さんのような事例があることを考えれば、男性も積極的に“規制を守らせる”ため監視に協力していくことがたいせつだ。街で自転車を乗り回している女性の臀部を真摯な目つきで観察することはもちろん、ガス排出部分のぐあいを“触診”で確認することも抜き打ち的に行っていく必要があるだろう。これらはすべて地球環境保護のための高潔な行為である。触診を受ける女性側にも“いやらしい行為”などとカンチガイして警察に通報する間違いのないよう、お願いしたいものだ。