米iRobot社は22日、同社の自走式掃除ロボット「Roomba」の新モデル「Roomba500」シリーズを発表した。日本企業との提携で掃除のしあがりを細かくチェックするモジュール「ShootMe」を同梱したのが特徴。
同社で顧客への聞き取り調査を行った結果、掃除ロボットに対して感じる不満の第一位は「細かいところの汚れチェックが不十分」というものだった。500シリーズではこれを受け、独立動作する掃除仕上がりチェックモジュール「ShootMe」を同梱した。
新モジュールShootMeは、完全自律動作でRoombaの家事をことこまかに監視する。朝の4時になると自動的にスイッチオン。窓のさんに指をこすりつけて
「あら、こんなところにまだホコリが…」
などとRoombaに仕事を促すことができる。さらには掃除だけでなく「こんな濃い味噌汁であたしを殺す気かい」「そろそろ孫の顔がみたいねえ」などといった強力な監視能力で家庭の息苦しさをバックアップするという。これだけの機能をもちながら、日本の介護ビジネスベンチャーの協力を得て安価に原材料を調達できたため、製品価格は従来モデル同等に据え置くことに成功した。
iRobot社では
「新機能がウザくなってきたら、手近なショットガンでShootすればいつでもOFFにすることが可能だ。家事労働の軽減だけでなく日本の超高齢化解消にも役立つ500シリーズを、ぜひ楽しんでほしい」
と語っている。