日本の伝統的な米飯食を見直そう-「食育」がブームだ。各地の学校では、校則で「完全米食」を採り入れるところが急増。いずれの事例でも
「子どもがおとなしくなった」
「非行がゼロになった」
と大きな成果をあげている。
長野県上田市の大塚貢教育委員長は市下の全校に「完全米食」を義務づけている。だらしない親の放任ぶりに業を煮やし、朝夕食も学校で米飯を摂らせる徹底ぶりだ。給食の時間になると各教室に炊きたての白米が届けられる。地元の農家がていねいに精米した輝かんばかりの白い米だ。子どもたちはこれだけを一合半、がっつりと食べる。
大塚教育長が米飯給食の不思議な効用に気づいたのは、校長時代。一年ほど児童に米飯を食べさせ続けたあとのことだ。それまで休み時間には校庭ではしゃぎまわり、廊下を走るなど超ウザかった子どもたちが、急におとなしくなったのだ。子どもたちの膝の下を木づちでコツンと叩いてみても蹴り返してこない。
「まったくキレなくなったのです。古来から日本人がたいせつにしてきた白米に、ひとの心を落ち着かせる不思議なパワーがあることを実感しました」
子どもたちは変わった。杖をついたり車いすに乗ってまで必死に登校してくる児童も増えた。以後、大塚さんは全国に米飯のすばらしさを発信し続けている。
富山県神通川流域でも、地元産の古々米を有効活用して米飯給食を実現している。こちらも効果はてきめんで、それまで反抗的だった児童も教師が腕をつかんだだけで、
「イタイイタイ!」
とひれふして謝るようになったという。入学式・卒業式の君が代斉唱時に起立できない傷病児童が増えるという副作用はあったものの、教員・父兄の反応はおおむね好意的だ。今後は国を挙げての米飯普及施策の推進が望まれそうだ。
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