奈良の女児殺害事件で教職関係者への視線が厳しくなるなか、またも…。都内の中学校で教鞭をとる男が11日、都風俗適正化条例違反で逮捕された。文科省ではあいつぐスキャンダルに対策を検討しはじめた。
逮捕されたのは、千代田区内の公立中学校で数学科教師を務める吉田武雄容疑者(38歳)。調べによると吉田容疑者は11日午後2時ごろ、千代田区内の公道をのんびりと歩いていた疑い。パトロール中にたまたま通りかかった警察官がこれを発見。都風俗適正化条例の「師走の風物詩を保全する」規定違反で現行犯逮捕した。同条例は、教師・講師ら師に12月中は平均時速8km以下での歩行を禁じている。
万世橋署によると同容疑者は
模擬テストの監督作業で疲れていた。つい魔がさした
と語り憔悴しきってはいるが、ことの重大さを認識しているようすはあまりないという。
文科省の関係者にコメントを求めたところ
師走に教師が走るのは当然の義務。歩いてしまうのは人間力が足りないから。各教員宅にルームランナーを配備し在宅中も走らせて鍛え、師走文化を守ることを検討している
と歩きたばこをしながら答えていた。