町おこしの一環として全国でマンガ・アニメなどの人気キャラクターの銅像を設置するのがブームとなっているが、こうした像が損壊される事例が多発していることが23日までにわかった。戦後教育の弊害によるモラル低下を如実に表す例と言えそうだが、一部には「あれは元からあんなだった」という指摘もあり、再発に備えつつ詳細な調査が必要なようだ。
人気漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」(こち亀)のキャラクター像を8体つくった亀有駅前商店街でも、損壊事件が起きた。今年3月にお目見えした人気女性キャラの「麗子」の像が、
「いつの間にか、連載開始当初とは似ても似つかない巨乳系の女性像に変形させられていた」
というから恐ろしい。地元では「同じ作者が描いているとは思えない……」と落胆の声もあがっているという。
さらに、今春のNHK朝ドラでさらに注目を集めた「ゲゲゲの鬼太郎」の鬼太郎像が設置された鳥取県境港市では、なんと
「主人公・鬼太郎の左目が何者かにえぐり取られる」
という猟奇的な損壊事件が発生。「とても人間の所業とは思えない。おそらく犯人は人を生き埋めにしても何とも思わないような歪んだ性格の持ち主だろう」と人々を恐怖のずんどこに陥れている。
マンガキャラクターの像が破壊される事例は、戦前・戦中にはまったく例がなく「明らかに押しつけ憲法のもとでおこなわれてきた戦後教育と、民主党政権成立によるモラル低下が原因だろう」と識者は指摘する。再発防止のためには、子どもに低俗なマンガを読ませないなど総合的な対策が必要だろう。いっぽうで「いや、あの像は元からあんな感じだったんじゃないの?」という指摘をする一般人もおり、嘆かわしい限りと言えそうだ。