法務省は22日までに、刑事が泥棒を追いかける遊技「ケイドロ」について<
「泥棒側の時効を撤廃する」
方針を明らかにした。これによりケイドロの泥棒は、刑事役につかまるまで逃げ回ることになる。識者のあいだでは、今回の決定について玩具メーカーの新製品発売との関連性を指摘する声も出ており、妥当性には疑問の余地がありそうだ。
ケイドロについては、子どものころに「おまえ刑事役な」と言われて喜んで遊び始めてみたが、いくら探しても泥棒役がどこにもおらず日が暮れるころわんわん泣きながら家に帰った記憶が誰にでもあると思われる。従来こうした泥棒役の“逃げ得”は時効として不問に付されてきたが、今後は時効の撤廃により
「“家に帰るまでがケイドロ”ではなく“家に帰ろうが泣こうがわめこうがケイドロは続く”」
ことになる。いじめられっ子には福音と言えそうだ。
いっぽうで、今回の法務省の決定は
「ケイドロを遊ぶためのハイテクおもちゃを、玩具メーカーが発売することになった」
ことが関係しているとの識者の指摘がある。このおもちゃは電波を利用して刑事役・泥棒役間の距離を把握しながら遊ぶことが可能で、爆発的ブレイクが期待されている。いっぽうで逃げ得による時効を放置すればゲーム自体が成立しなくなってしまうという大きな欠陥を抱えた商品でもあり、メーカーは株主らに説明を迫られていた。
取材した事情通は「メーカーとつながりのある法務省官僚が便宜をはかったという噂がある」と話しており、事実なら遊び仲間全員からのしっぺ間違いなしの一大疑獄に発展しかねない。弊紙では今後もこの問題の真実を追及していく予定だが、子ども時代のトラウマがよみがえるため進展は期待できなさそうだ。