絵が描けない人でも自動で下ネタマンガを描ける画期的なソフトとして話題の「コミPo!」が、発売前にして早くも訴えられていることがわかった。訴え出たのは“マンガの神様”こと故・手塚治虫氏の遺族。
コミPo!は、ソフトハウスのウェブテクノロジ社が開発した、かんたんな操作をするだけで誰でもマンガを描けてしまうという画期的なソフト。いわば“マンガ版初音ミク”で、ネットではまだ発売前にも関わらず注目を集めている。
問題は、コミPo!の制作に携わっているのがウェブテクノロジの取締役であり、かつ“下ネタしか描けないマンガ家”として知られる田中圭一氏だということ。コミPo!のデータサンプリングも田中氏の作品を元にしているため、
「コミPo!も下ネタ専用」
となる。つまり世の中が田中圭一レベルのお下劣マンガで溢れてしまうということ。これを重く見た手塚氏の遺族らが、6日までに東京地裁にソフトの販売差し止めを求める仮処分申請と損害賠償を求めて訴え出たというのが顛末だ。
原告側代表で手塚治虫の長女である手塚るみ子氏は、都内で開かれた記者会見で
「一匹の田中圭一は許せても、百匹・千匹の田中圭一は許せません!」
と怒りをあらわにしていた。