あの人気映画は“反米”…? 巨匠ジェームズ・キャメロン監督の映画「アバター」といえばリアルなCGで世界的に話題沸騰中だが、
「内容が反米的だ」
として一部団体から抗議を受けたことが31日までにわかった。同監督は抗議内容について「事実無根」と反論している。
キャメロン監督に抗議文書を送り付けたのは、日本の全国農業協同組合中央会(JA)。JAによれば、アバターは
「意図的に米食を排除した映像づくりがなされており、反米的な思想を観客に刷り込もうとしている」
という。実際、JA青年部が劇場に足を運んでカウントしたところ約2時間の上映時間中、米を食べるシーンはわずかゼロ回しかなかった。
JAの科学考証担当官は
「ドレイクの方程式を拡張して適用すると、ナヴィのようなヒト型知的生命体が米食文化をもたない確率はわずか6パーセント。作中で米食シーンが出てこなかったのはキャメロン監督の政治的偏向を示すもので、反米思想のあらわれ」
と猛烈に批判する。
キャメロン監督側は「ナヴィの生活圏は寒冷で稲作に適していないという設定」と反論しているが、不自然さは否めない。配給会社では、日本公開版についてのみ
- 主人公がはじめて接触するナヴィがおむすびを食べているシーン
- クライマックスで倒れた主人公が気付けでおにぎりを食べさせられるシーン
の追加を検討中だ。