ネット書店大手のアマゾンは1日、取り扱い書籍を実店舗さながらに立ち読みできる「バーチャル立ち読み」機能の提供を開始した。3D表示を利用し本格的なバーチャルリアリティを追求しており、立ち読み文化を愛してやまない人々から広汎な支持を受けそうだ。
利用者は3Dのアバターに扮してフルポリゴンで描かれたリアルな「書店あまぞん」ワールドに参加。あたかも実店舗内を散策するような雰囲気で立ち読みを楽しめる。マンガのみシュリンクラップがかけられているが、経験値を積み「ラップ破り」のスキルを習得すればこれも読むことが可能。スキルには他に「デジタル万引き」などがあり、アイテム「カメラ付きケータイ」と連動させることで書籍を購入することなく必要な情報だけを無料で入手できる。
ただし、ワールド中にはノンプレイヤーキャラクター「店員」が待ち受けており、各種スキルを活用している場を発見されると強制的に書籍を購入させられる。長時間の立ち読みも店員のチェックの対象になっており、「うしろで咳払い」「ハタキでバタバタ」などの攻撃を受ける。「これらの危険を回避しながら、いかに立ち読みを続けるかというスリル感がバーチャル立ち読みの醍醐味」とアマゾン広報部のギギ上田氏は語る。
なお「店員」操作は、ネット書店の影響で廃業を余儀なくされた全国の零細書店店員が担当している。まさに、実地で磨かれてきたリアルな「立ち読み対抗技」を体感できるというわけだ。「ブックオフの立ち読みではスリル感がない」など不満を感じていた層には、まさにうってつけのサービスといえるだろう。今後の動向から目が離せない。
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