正義を守るはずのスーパー戦隊がウソのキャッチコピーで宣伝していた…?! 2月から活躍中の「侍戦隊シンケンジャー」に、とつぜんのスキャンダルが持ち上がった。関西を治めるライバルのスーパー戦隊が、
「虚偽の“天下統一”のキャッチコピーで消費者を惑わしている」
としてシンケンジャーを公正取引委員会に告発したのだ。事実なら外道衆をも上回る外道として、正義の味方の矜持が問われそうだ。
告発したのは大阪城を拠点に活動している
「太閤戦隊トヨトミジャー」
だ。トヨトミレッド=石田三成、トヨトミブルー=浅野長政、トヨトミグリーン=増田長盛、トヨトミイエロー=長束正家、トヨトミピンク=前田玄以の5人の戦士が、
- スーパー刀狩り
- 太閤プラズマ検地
- 千利休処刑
などの技で長良川以西を守ってきた。実は、シンケンジャーの勢力範囲は江戸を中心とした東国に限られていたのだ。
問題となっているのは、シンケンジャーが折神獣を巨大化・侍合体させ「シンケンオー」となるとき
「天下統一!」
と叫んでいる点。トヨトミレッドこと石田三成さんは、
「彼らはまだ天下統一していない。まったくのウソだ。この二重の堀に守られた難攻不落の大阪城がある限り、シンケンジャーごときに天下統一などと叫ぶ資格はない」
と不正を訴える。主張が認められなければ天下分け目の合戦もいとわぬ覚悟だという。
この件について、シンケンジャー代表でシンケンレッドの志葉丈瑠さんは
「変身や合体のときの掛け声は、すべて黒子が考えたのでわからない。自分は知らない」
と真剣さに欠けるコメントを出したのみで、一切の取材を拒否している。サムライなら腹を割って真実を話してほしいものだ。