一般用医薬品(大衆薬)の通信販売の取り扱いを規制するよう、厚生労働省の省令が6日改正された。インターネットでの医薬品販売事業など多方面への影響が懸念されるなか、きょう早くも逮捕者が出た。しかも逮捕されたのは、聖職者とも言うべき小学校の先生だ。
薬事法違反で9日に逮捕されたのは、東京都世田谷区内の小学校に勤めるよし子先生(32)。調べによるとよし子先生は先週末、漢字書き取り5ページの宿題を出していたが、担任クラスの児童・北沢たかしくんがやってこなかったため「罰として水曜日までに20ページやってきなさい」と指導。たかしくんが抗議したところ、
「いつも忘れてばかりのたかしくんにはいいクスリです」
としたため、薬事法に反した無資格医薬品販売のかどで現行犯逮捕された。
被害に遭ったたかしくんは、よし子容疑者について
「分数の割り算ができない人間を見かけるだけで大量のドリルを出すなど情緒不安定なところのある教師で、いつかなにかしでかすとは思っていた。ようやく学校が平和になりますよ」
と、クスリと笑っていた。
学校での“できない子”に対するクスリの販売について、厚労省は「対面販売が原則」との立場をとっており
- 秘蜜の課外授業
- いけない個人授業
などなら薬事法に抵触しないとの見方を示している。これを受けて各都道府県教育委員会は現場で教鞭をとる女教師らに「いいクスリは放課後、ふたりっきりで・ね(はぁと)」との通達を出した。