片側玉夫氏 |
<NPO「ホワイトヘッドホンの会」・片側玉夫氏寄稿>
長引く不況とは言われますが、日本は世界でも有数の富裕国です。みなさんの周りを見渡してください。携帯音楽プレイヤーが何台ありますか? MP3再生機能つき携帯電話。買って一週間で使わなくなったネットワークウォークマン。Rio。ぷれいやんをセットしたゲームボーイアドバンス。衝動買いしたiPod Shuffle。PSP…。試しにわたしの知人に聞いてみると全部で12台も持っているとか。
いっぽう、世界にはいまだ携帯音楽プレイヤーを手にすることのできない貧しい子供たちが多くいます。彼らには何の罪もありません。ただ貧しい国に生まれた。それだけの理由で今となっては誰も見向きもしない初代iPodすら触れないのです。なんとClieすら知らない子もいるのですよ。
多くの人はこのような国家間の「携帯プレイヤー格差」に気づいていません。毎日「あー、nano買って失敗したよー。ソフマップに売ってビデオiPod買う資金にしようかなー」などと考えているのではないでしょうか。
中には「貧しい世界の子供たちに携帯プレイヤーを贈ろう」と、中古プレイヤーを集める活動をしているNPOもあります。しかし、彼らがどんなにがんばってもその効果は微々たるものです。やはり、みんなが「携帯プレイヤーを買えない貧しい子供たちがいる」という現実を知り、その認識を共有していく必要があります。みんなの意識を高めることが「どんな飢えた子でもMP3を聴ける」理想を実現する第一歩なのです。
そこでわたしたちの団体が推進しているのが「ホワイトヘッドホン運動」です。街を歩くとき、バイクに乗っているとき、レクサスを運転しているとき、電車に乗っているとき…。もちろん職場でも。みんなで白いヘッドホンを装着しようという運動です。
あなたにしてほしいのはただ白いヘッドホンをつけることだけ。そして誰かに「そのヘッドホンは何?」と聞かれたら、「世界には携帯プレイヤーを使えない貧しい子がいる」ことを説明してあげてください。彼・彼女が賛同したら、白いヘッドホンをつけるよう勧めるのもよいでしょう。
こうして運動を草の根で広めていけば、やがては世界中の人が携帯プレイヤー格差を認識し、飢えた子供たちもiPodを使えるようにと社会が改善されてゆくでしょう。そしてみんながiTunes Music Storeで音楽を買い、ジョブスのふところが潤うのです。
あなたもホワイトヘッドホン運動に参加しませんか? 手元にヘッドホンがないという方は右上のアフィリエイトリンク経由で購入しましょう。3%程度が貧しいサイト運営者への募金になります。
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